カラコンは乾燥した環境で保管すべきですか?
カラコンの素材は破れにくくなるように、強度が考慮されています。
最近は少なくなりましたが、以前は沸騰消毒でレンズの衛生を管理する方法が一般的でした。
現在は洗浄と保存が1つになった洗浄液を使って、管理する方法が浸透しています。
また、1日使用したら廃棄し、翌日また新しいレンズを着用する、ワンデータイプを使用する人が増えているのが現状です。
沸騰消毒をするくらいレンズは丈夫…という考え方もできますが、高温に弱いレンズもあるので商品に合った管理方法が重要です。
レンズは丈夫に作られているとはいえ、やはりデリケート…外気の影響を受けやすいので、注意しながら保管する必要があります。
特に気をつけたいのが高温多湿の環境です。
高温多湿は、食品や物に悪影響を与えるとされています。
それはコンタクトレンズにも当てはまり、カラコンも高温多湿を避けて保管するのがベタです。
高温の場所に置いておくと、レンズのかたちを変形させてしまう場合もあります。
1度かたちが変わったレンズを元に戻すのは困難です。
レンズを変形させないためにも、高温の環境を避けましょう。
また、湿度が高い場所も注意が必要です。
高温多湿がダメなら、乾燥する場所で保管すれば良いのか…というと、そうではありません。
レンズにはそれぞれの含水率があり、その水分を維持できていることで品質が保たれています。
乾燥しやすい場所で保管すると、レンズが適切な水分量を保てずに、乾いて縮ませてしまう恐れもあるので要注意です。
1度乾燥しかたちが変わってしまったレンズを再度装着するのはNGです。
保存液に浸し一見元通りになっているように見えても、歪んでしまったり小さなヒビが生えている場合もあります。
ヒビが生えてしまったレンズを装着すると、装着中に割れて瞳や粘膜にダメージを与えてしまう事もあるので気をつけなければなりません。
カラコンのほとんどの商品は、箱や説明書に適切な保管方法が記載されています。
注意点をよく確認し、管理しましょう。